地理的表示『山梨』

地理的表示『山梨』

平成25年7月16日、ぶどう酒(ワイン)における地理的表示「山梨」が国税庁告示により指定されました。
これは、国が山梨県ワイン酒造組合の申請に対し、山梨県産ワインの品質や評価が主に山梨県という生産地に由来することを認定し、またワイン産地たる山梨を法律で保護することを決定したもので、ぶどう酒(ワイン)としては「山梨」が初の指定となります。
これにより、「山梨」と表示されたワインは原産地とその品質が保証され、海外においてもテーブルワインではなくより価値の高い「地理的表示付きワイン」としての流通が可能となるなど、国内外においてワイン産地山梨のブランド力がよりいっそう高まっています。
山梨県は内陸気候なのですが、地域によって盆地気候や山岳気候などに分かれます。日照時間が長く、雨が少ない、ワインブドウ栽培に適した土地で、各地域の気候や土地を活かしたぶどう栽培とワイン作りが行われています。小さな家族経営のものから大規模なものまで、山梨県内の複数にエリアにまたがり、個性豊かなワイアナリーが約80社集積する日本一のワイン産地です。
「地理的表示」とは、原産地の特徴と結びついた特有の品質や高い評価を備えている産品について、その原産地を特定した表示をすることで、世界では「ボルドー」「ブルゴーニュ」「パルマハム」「ロックフォールチーズ」などが有名です。
WTO(世界貿易機関)加盟国では、地理的表示を知的所有権と位置づけ、それぞれの国で法的措置または行政的措置を行うことが義務付けられています。日本では国税庁が指定した地理的表示が、国際的に保護されることになります。
「山梨」と表示できるワインの産地は、山梨県全域におよびます。
「山梨」の地理的表示は、地域を限定するだけでなく、産地としてのステイタスを守るために品種などの生産基準が設けられています。
生産基準原料(ブドウ)について
山梨県産のブドウを100%使用していること。
ブドウの品種は、甲州、ヴィニフェラ種およびその他の品種(マスカット・ベーリーA、 ブラック・クイーン、ベーリー・アリカントA、甲斐ノワール、甲斐ブラン、サンセミヨン、デラウェア)に限る。
品質の審査
山梨県ワイン酒造組合が定めた「地理的表示における官能審査制度」により官能審査を実施し、審査に合格したワインに地理的表示「山梨」の表示が認められる。
  • 醸造について
  • ・ 補糖したワインのアルコールのパーセントは、14.5%以下とし、アルコール添加は禁止する。
  • ・ 最低果汁糖度は甲州種14.0度以上、ヴィニフェラ種18.0度以上、その他の品種16.0度以上の原料を使用。ただし、気象条件に恵まれない年は1.0度下げる。
  • ・ 山梨県内で醸造、容器詰めを行うこと。
  • ・ アルコール度数は辛口が8.5%以上、甘口が4.5%以上。
  • ・ 品種名をラベルに表示する場合、甲州種は100%使用していなければならない。甲州種以外は、国税庁の「果実酒等の製法品質表示基準」の告示に従い、85%以上とする。
ラベル表記について
地理的表示「山梨」のラベル表記は、GI Yamanashi(GI=Geographical Indicationの略)を統一ロゴとする。

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