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メルシャン勝沼ワイナリー
10億円を投じ10月から改装工事に着手

 メルシャンの植木宏社長は10月14日に記者会見し、メルシャン勝沼ワイナリーのリニューアルを2009年10月から始めると発表した。改装工事は2010年8月までに10億円を投じ、ビジターセンターと製造設備の両方を改装するという。同時にワイナリーの名称を現在のメルシャン勝沼ワイナリーから「シャトー・メルシャン」に変更する。
 新しくなるシャトー・メルシャンには二つの狙いがある。ひとつは、来場者が甲州を含む日本ワインの価値、歴史、葡萄栽培、ワイン造り、味わいなどを、より専門的に学び楽しむための体験型情報発信基地としての役割を果たすこと。もうひとつは全国各地の様々な葡萄産地と品種からなる「シャトー・メルシャン・シリーズ」を的確に表現するため、最適な醸造、貯酒、製造工程が実現できる設備を導入し、さらなるワインの品質向上を目指すことである。
 ワイナリー改装のポイントは次の通り。
①製造設備棟の新築
 小ロットタンクの導入、年間85万本の瓶詰・包装ラインの整備、空調を完備した樽育成庫の新設、嫌気移動設備導入など。
②ビジターセンターの新築
 訪問客の見学、セミナースペース。地下は温度管理された瓶貯蔵庫、樽育成庫、試飲ができるワインバーで構成。2階、3階にはセミナールームを設置し、日本ワインを学び、理解できる体験型情報発信の場とする。
③メルシャンワイン資料館(既存)
 日本ワインの歴史に加え、シャトー・メルシャンのワイン造りを学び理解できる資料館として内装をリニューアル。ガイドツアーも実施する。
④ワインギャラリーの新築
 ワインの試飲・購入やワインと軽食のペアリングの体験など、葡萄棚の下で日本ワインを実際に楽しみながらくつろぐ空間。
 日本の本格的なワイン造りは、明治10年に山梨県・勝沼の大日本山梨葡萄酒会社によって始められた。メルシャンはその系譜を継承するワイナリー。今回の改装でワインの啓発活動を推し進め、いっそうの市場拡大を狙っている。
 改装工事期間は2009年10月~2010年7月。予算は10億円。リニューアル期間中(11月4日~2010年7月31日の売店、ワイナリー見学は休業となる。