話題のイエローテイル
9月ついに日本市場に上陸
「いったい、いつ、誰が売り出すの?」
昨年から業界の噂に上り続けていたワインが、ついにこの9月から日本市場にもお目見えする。輸入発売元はサッポロビール。噂の主は“全米市場ナンバーワン輸入ワイン”、販売量450万ケース(2003年実績)を誇る『イエローテイル』である。製造元はオーストラリア、ニューサウスウエールズ州のカセラ・ワインズ・エステート。
なにしろ2001年、50万ケースの販売からスタートし、翌年には220万ケース、次の年には450万ケースと驚異的な伸長を見せている。米国での販売価格は6〜7ドル。これは市場の最多販売価格帯に相当し、話題の2ドルワイン“トゥー・バック・チャック”に比べれば、決して安いわけではない。米国発売時には広告展開や店頭サンプリングなどの手法を一切取らず、店頭に並べるだけで噂が広がり、あっという間に売れてしまったというしろものだ。
ならば、なぜこんなにも売れるのか。生産者の説明によれば、「イエローテイルは果実のおいしさをストレートに表現した、シンプルテイスト&果実の自然なおいしさが特徴。そして“イエローテイル(黄色い尻尾)”というネーミングとカンガルーをあしらったラベル、原色を使った鮮やかなカートンが大陳の際に消費者の目を引いた」のだという。
赤地に黒文字がカベルネ・ソーヴィニヨン、黒地に黄文字がシャルドネ、黄地に黒文字がシラーズである。カートンを使って陳列することの多い米国の量販店では、確かにこのカートンは目立つ。思わず手にとって飲んでみたらおいしい。名前も覚えやすい。次もまた買ってみよう。そういう“易しさの連鎖”が、ともすれば“面倒なラベル”の多いワイン売場でこのワインを際立たせたのではないか。
サッポロビールは9月8日から想定小売価格1000円で発売する。12月までに8万ケース、2005年は20万ケース、2006年には30万ケースの販売を計画している。「日本の商習慣はアメリカと異なる。市場の定着にはある程度のプロモーション投資は必要と判断している。当社扱いワインとしては、これまでにない全国的なイベント開催や、店頭占拠を積極的に行ないたい」と、サッポロビールは語っている。