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Japanese style wine. Koshu 2010

今年4月に発売しました製品です。 従来からあるJapanese style wineシリーズの白ワイン、2010年産です。 本品もJapanese style wineの基本思想の通り、醸造における様々な技術を 出来るだけ使わずに、潰し、絞り、辛口に醸造したワインです。 山梨県産の甲州種ぶどうを100%使用しています。 前回ご紹介しましたデラウェアと同様、この年から白ワインの醸造法を工夫し、 果汁の酸化を防ぐ新技術を導入する事で、これまでになくクリアーでクリーンな 中に果実味と厚みを感じる一本となりました。

その成果の表れでしょうか、今年初応募のアジア最大のワインコンクール 「ジャパンワインチャレンジ2011」では、銀賞をいただく事が出来ました。

辛口の甲州ワインは、盛夏から秋に掛けて、どのシーンにも合うワインとして お勧めできます。暑い盛り、また残暑厳しい時にはきりっと冷やして、また また食欲の秋には軽く冷やしたワインに茄子、椎茸、サンマなどを合わせても 良いでしょう。秋の食べ物は香りと苦みを持つものがあり、それらに合わせると 美味しくいただけるでしょう。

甲州種というぶどうは、日本に古くから生えていた葡萄のようです。 江戸時代にはすでに勝沼周辺で栽培されていたという記録があり、当時は馬に載せ 甲州街道を通じて江戸の街に出荷されていました。 勝沼で自生していたところを発見されたとする説がありますが、遺伝子的にはルーツは 中東、しかもヴィニフェラ種という欧州の主要ワイン品種と同じ系統のブドウだという 事がわかっています。 ブドウ栽培は明治初期の殖産興業政策によって全国で行われるようになり、その際 日本ではアメリカ由来のラブラスカ種と呼ばれる葡萄の仲間が多く導入されました。 その仲間や交配種が今日の日本に多く根付いているなかで、これは珍しい事であります。

中東といいますと、古くは日本とを結ぶ交易路としてシルクロードというものがありました。 そして、アルプスワインがある笛吹市一宮町は勝沼と隣町。 町内には古くは国分寺と国分尼寺が併設され、一説には七重の塔があったとも 言われています。 大和朝廷時代より要衝として栄えたであろうこの地に、既にその頃甲州葡萄も 薬草などと共にこの地にもたらされていたのかもしれません。

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