
January 30,1997
★ 平素はシヤルマンワインをご愛飲を頭き有り難うごぎいます。
今年の山々の紅葉ほ近年まれに見る立派な色合いを見せてくれました。恒例の収穫際、第5回「もろみワイン試飲会&シヤルマンコンサート」も秋晴れの中無事終了出来ました。来場者は東京を中心として愛知、京都方面からも多数のご来場著を戴き誠に有り難うごぎいました。★ 私はワインに出会って38年に成りますが、ワインと出会う前はブドウ作りをしていました。ワイン会社に入ってまもなく、1964年にワイン専用欧州系ブドウ11種類を植え付けて試験農園を開設しました。ここから私のブドウ作りと、ワイン造りとの戦いが始まります。
栽培当初は寒さに耐えられず枯れるもの、どうやら生き延びたブドウの木も栽培技術が未熟で病気に掛かるものが続出してしまいました。この対策として土地の風土に合わないものは栽培中止し、寒さ、病気に強いもの、のみを接木により改植して行きました。
次に改植により耐寒性、耐病性、を選択したまではよかったのですが、今度は糖度が15度から良くて17度位しか上がらず良いワインが出来ません。ヨーロッパのブドウとは格段の差があり、ワイン用ブドウは所詮日本では無理かなあ・・・と思う時期もありました。その後、日本のブドウが全部ウイリスに犯されていることが分かり、急いでブドウの木をウイリスフリー木に改植しました、結果は良好です。ウイリスフリーに改植する以前の20年近い努力は無駄のような気もします。
現在では、ここ10年来安定した良質のブドウが収穫出来るようになり、品種により糖度が23度以上にも上がり、ワインのアルコール分が13度近くになりますので、糖度を下げ、酸度を上げる様に心掛ける様にしています。
この様な事は30年前には考えられなかった出来事です。

e-mail:charmant@wine.or.jp
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